ごきげんな日

 

 

昨日の11月10日(金)、私はなぜかすごく「ごきげん」だった。

 

なにか特別普段と違ったことがあったわけでもない。しいて言えば、朝、空気がキンキンに冷えていて風が強く、青い空に金色の秋の葉っぱが泳いでいた。

 

今年9月からの私の新しい日課となった息子と歩いて登校することは、その朝ももちろん行われた。冷たい金色の秋の朝の風の中、カサカサカサカサ、これまた金色の乾いた落ち葉を蹴りながら歩く。

 

息子はしきりに「お餅を食べたい」と言っていた。

 

年中さんまでしか日本で過ごしていない幼い息子の日本の記憶はたぶん断片的であると思う。その記憶のひとつが幼稚園で行われた餅つきのようだ。

 

「ほら、こうやってさ」

 

餅つきの真似をする息子。

 

「ああやってお餅作って食べたいな。」

 

私にも蘇る5年前の記憶。今では日本に住んでいても貴重な体験となるだろう臼と杵での餅つき。あの日も、今朝のように晴天で低い太陽が金色にみんなを照らしていた。

 

 

 

息子を送り届けた後、私はいつも通り出勤した。

 

ご機嫌な気分は続いていた。

 

こんな風に毎日が過ごせたらいいのに。

 

私はフランス人の同僚に「今日はなんだかすごくハッピーなの。たぶん風のせいだと思う。」と伝えた。彼女は不思議そうな表情を浮かべながらも「それはいいことだわ。そういう嬉しい気分に気づけることって大切よね。生きてるとついついネガティブな気持ちに集中しがちだから。」と言った。

 

感情ほど信頼のおけないものはない。

 

でもこれなしには生きていけない。たぶん。

 

ごきげんな日。

 

ごきげんな日。

 

ごきげんななめな日があったとき、ごきげんな日の存在を見つけられるようにいつも頭の隅っこに置いておこう。

 

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